家のWi-Fi、本当に安全?子どもの写真や個人情報を守る、リモートワークの簡単セキュリティ術
「家のWi-Fiって、なんだか不安…」そんな風に感じたことはありませんか?リモート歴5年のママ専門家が、あなたと家族の大切な情報を守るために、今日からできる簡単なセキュリティ対策を3つのステップで優しく解説します。
「このメール、開いても大丈夫かな?」ふとした瞬間の不安、ありませんか?
こんにちは!リモートワーク専門コンサルタントの佐藤美咲です。
おうちで仕事をしていると、会社のしっかりしたネットワークと違って、「家のWi-Fiって、セキュリティは大丈夫なのかな?」「子どもの写真や家族の個人情報が入ったパソコンで仕事をしていて、本当に安全?」なんて、ふと不安になることはありませんか?
特に、最近は巧妙な手口のウイルスや詐欺メールが増えていると聞くと、心配になりますよね。
でも、専門家のような難しい知識がなくても、大丈夫。ほんの少し意識を変えるだけで、あなたと家族の大切な情報を守る力は、ぐっと高まります。
今回は、ITに詳しくなくても、今日からすぐに実践できる、おうちのセキュリティ対策を3つの簡単なステップでご紹介します。
Step 1:あなたの「デジタルな玄関」に、もう一つカギをかける
おうちの玄関にカギをかけるように、あなたのパソコンやスマートフォン、大切なサービスにも、しっかりカギをかけましょう。
- パスワードを使い回さない:もし一つのサービスからパスワードが漏れてしまうと、他のサービスにも一気に不正ログインされてしまう危険が。面倒でも、サービスごとに違うパスワードを設定するのが基本です。パスワード管理アプリを使うと、覚えなくていいので楽ちんですよ。
- 「多要素認証(MFA)」を設定する:難しそうな言葉ですが、やることは簡単。IDとパスワードに加えて、スマホに届く確認コードを入力するなど、「二重のカギ」をかける設定です。LINEやGoogle、Amazonなど、普段使っているサービスの多くで無料で設定できます。これだけで、安全性は飛躍的にアップします。
Step 2:「これ、怪しいかも?」その直感を信じる勇気
「当選おめでとうございます!」「アカウントがロックされました」…そんな、心を揺さぶるようなメールやメッセージが届いたことはありませんか?
そんな時、一番大切なのは、「もしかして、これって怪しいかも?」という、あなたの直感を信じることです。
- 知らない人からのメールや添付ファイルは開かない:基本中の基本ですが、これが一番効果的です。
- リンクをすぐにクリックしない:メールに記載されたリンクは、見た目は本物そっくりでも、偽サイトへの入り口かもしれません。ブックマークや公式アプリからアクセスする癖をつけましょう。
- 「緊急」「限定」という言葉に焦らない:詐欺は、私たちの焦る気持ちを利用します。一呼吸おいて、「本当にそうかな?」と冷静に考える時間を持つことが大切です。
Step 3:大切な「情報」と「プライベート」を分けてあげる
リモートワークでは、仕事のデータとプライベートな写真などを、同じパソコンで扱っている方も多いかもしれません。でも、できれば、少しだけ分けて考えてあげると、もっと安心です。
- 仕事用のユーザーアカウントを作る:パソコンに、仕事専用のログインアカウントを作ってみましょう。そうすれば、万が一仕事でウイルスに感染しても、プライベートなファイルへの影響を最小限に抑えられます。
- 大事なデータはバックアップを取る:子どもの成長記録など、失くしたくない大切なデータは、外付けハードディスクやクラウドサービスに定期的に保存(バックアップ)しておきましょう。もしもの時、あなたを助けてくれる保険になります。
- 公共のフリーWi-Fiでは、大事なやり取りをしない:カフェなどのフリーWi-Fiは便利ですが、セキュリティが万全でない場合も。個人情報の入力や、会社の重要なデータのやり取りは、家の安全なネットワークで行うようにしましょう。
あなたの少しの注意が、家族みんなの笑顔を守る
セキュリティ対策と聞くと、なんだか難しくて、自分には関係ないことのように感じてしまうかもしれません。
でも、その本質は、**「大切なものを、大切に扱う」**という、とてもシンプルな思いやりです。
あなたの少しの注意が、会社の情報を守るだけでなく、パートナーとの思い出の写真や、子どもの成長記録といった、かけがえのない宝物を守ることにつながります。
まずは、今日寝る前に、いつも使っているサービスのパスワードを見直してみることから、始めてみませんか?